こんにちは!最近アイコンをクマーに変更したtakashinです。
今回は、チャートツールを使い始めたら
ほとんどの人がまず最初にインストールするであろう
移動平均線の設定のお話です。
私も初めてのFX時代は移動平均線の設定から手間取りました。
なんせ判らない事ばかりでしたから。
どうやって設定するの?から始まって、色の意味は?とか
誰でも最初は「判らない事」には戸惑いますよね。
移動平均線(Moving Average)とは最もポピュラーなインジケーターの1つで
ほぼ全てと言っていい程のトレーダーがチャートに表示させています。
トレーダー同士の会話では、Moving Averagの頭文字を取って
「MA(エムエー)」と呼ぶ事が多いです。
使い方は、トレーダーによって異なりますが、基本的には
「現在のトレンドを知る」インジケーターだと覚えておいて下さい。
移動平均線を手法として使い、稼いでいるトレーダーさん
もいるみたいですね。
では、移動平均線をなるべく判りやすく説明しますね。
移動平均線って何?
最初にチャートを表示した時、チャートにはロウソク足しかありません。
そのチャートに移動平均線を表示させます。
インストール方法は「MT4やMT5にインジケーターをインストールorアンストールする。入れ方や削除方法」を参考。
その他のチャートツールをお使いの方はそれぞれのマニュアルを参考にして表示して下さい。
25MAの移動平均線を表示させた画像です。
移動平均線とは、ある一定期間の価格(終値)の平均値を移動させながら結んで線を表示させるインジケーターです。移動平均線の「傾き」や「ローソク足との距離」、異なる期間の移動平均線を何本か表示して「移動平均線同士の距離」や「交差」を見て、相場の方向性や勢いを判断する材料にします。
計算方法や種類は?
移動平均線は過去の指定した本数のローソク足の終値(おわりね)の平均値を結んだ線です。
移動平均線の種類は全部で3種類あります。
- 単純移動平均線:Simple Moving Average(SMA)
- 指数平滑移動平均線:Exponential Moving Average(EMA)
- 加重移動平均線:Weighted Moving Average(WMA)
それぞれに計算式があるのですがそれを説明し始めると
ここから、2ページ分くらいになるし、行きつく先は、単純移動平均線(SMA)だし
テストに出る訳でもないのでここはサラーっと流します。
初心者は、まず「単純移動平均線(SMA)」を使いましょう。
色や本数や数値は?
ここも決まりは無いのですが、
「短期25MA、色は青」「中期75MA、色は緑」「長期200MA、色は赤」の3本で良いです。
一般的な設定ですし、特に支障もありません。
後にお話ししますが、移動平均線はあくまで目安です。
FXの教科書にはサポートと書いてある本もありますが、
それはトレーダーそれぞれ、手法もそれぞれですので。
「短期20MAの青」「中期50MAの緑」「長期100MAの赤」って
トレーダーもいますし、自分好みに線の色や設定を変えるトレーダーもいます。
しかし、初心者はその説明で判らなくなるんですよねぇ。
(設定は好みでもいいです、色は何でもいいです。みたいな解説が多いw)
移動平均線3本を表示設定したチャートの画像↓。
移動平均線の実践的な使い方
それでは、移動平均線の実践的な使い方です。
移動平均線はその線の向きを見ます。
移動平均線が上向きに進んでいたら
「価格は上昇しているな」
移動平均線が下向きに進んでいたら
「価格は下降しているな」
そんな感じで捉えます。
相場が上下どっちに動いている?って事を視覚的に
捉える事が大切なんです。
ゴールデンクロス
25MAが上向きになり、続いて75MAも上向きになり200MAと交差しています。
交差した後、青、緑、赤と並んで上向きになっていますね。
これを「ゴールデンクロス」と呼びます。
相場が上昇して行くサインと言われています。
デッドクロス
25MAが下向きになり、続いて75MAも下向きになり200MAと交差しています。
交差した後、青、緑、赤と並んで下向きになっていますね。
これを「デッドクロス」と呼びます。
相場が下降して行くサインと言われています。
ゴールデンクロスとデッドクロスはトレンド反転のサインでもあるのだが・・
このように、ゴールデンクロスとデッドクロスは上昇、下降のサインであると同時に
今までのトレンドの変更のサインと言われています。
「上昇トレンドが下降トレンドへ変更」、「下降トレンドが上昇トレンドへ変更」という事ですね。
しかし、実践では、移動平均線は見ている時間足によって違う方向を向く事があるので
自分の基準とする時間足での目安として参考程度にしておいた方が良いと思います。
パーフェクトオーダー
3本の移動平均線が並んで綺麗に上昇しています。
このような移動平均線の並びになる事を「パーフェクトオーダー」と呼びます。
この画像は「上げ(あげ)のパーフェクトオーダー」と呼び、
もし画像とは逆に3本が綺麗に並んで下降して場合は
「下げ(さげ)のパーフェクトオーダー」と呼びます。
移動平均線3本が綺麗に並びパーフェクトオーダーになっている状態は
上げもしくは下げのトレンドが出ている状態とも言えます。
移動平均線をサポートと考える事も
実践でのチャートで移動平均線をサポートと考えるトレーダーもいます。
自分の基準とする移動平均線を割ってきたらクローズするといった手法です。
このチャートでは25MAの上をロウソク足が推移しています。
「25MAを下に明確に割ってきたら利確しよう」なんて、クローズタイミングに
移動平均線を利用して手法にしている例です。
そうなると、「25MAを明確に超えてきたらエントリーしよう」なんて
エントリータイミングを計る事にも使えるじゃん。って思った方。
なんと感のいい。その通り。それを手法にしてエントリー、クローズを行って
利益を出しているトレーダーさんもいます。
エントリータイミング・クローズタイミング
先ほどの例のように、エントリータイミング・クローズタイミングに
移動平均線を使う。もうこれは立派な手法の1つです。
ゴールデンクロスでエントリータイミングと方向を計り
基準とする移動平均線を割ってきたらクローズタイミングタイミングが
来たとしてクローズする。そんな事も、移動平均線を見ながら
明確にタイミングを掴んだ上で可能になる訳です。
移動平均線はあくまでも目安として使おう
移動平均線はトレンドの目安にもなるし
エントリー、クローズのタイミングを計る事にも使えるし
凄いインジケーターなんですが、
takashinは移動平均線を補助的なツールとして使っています。
急な変動には弱いですし、時間足によって違う結果が出る等、
欠点が有るのも事実です。
しかし、良い相場の波に当たれば、移動平均線だけで勝てる
というのも事実。
FXで戦う上で、貴方なりの移動平均線の活用方法を見つけて下さい。
ではまた。