FXをやっているとよく「損切り出来ないんだよ」って人を見かけます。
損を確定させる行為「損切り」。
FXはレバレッジがかかっているので資金に対してエントリー枚数が
多くなりやすく、投資資金を守る為に損切りは大切です。
しかし損切りしすぎると「損切り貧乏」と言って利益を上げる可能性が低くなります。
ここでは損切りについてお話したいと思います。
よくプロ的な方々が言っている事
「エントリー地点から20pip逆行したら損切りしましょう」とか
「損切り出来ないから負けるんだよ」とか
ネットや教本には書いてあるけどはたしてそれは本当でしょうか？
私は損切りってしない方が良いのでは？と思っている派です。
ここではある投資家Rさんのお話をしたいと思います。
損切りしないRさん
これは、Rさんの投資履歴のチャートです。
Rさんはドル円の投資資金300万円で仕事をしながら投資を行っています。
2015年の10月に121円でドル円の買い3万通貨でエントリーしました。
その後すぐに収益はプラスになりましたが「もっと上がる」と思い
そのポジションを握っていました。
その後、一気に円高になり一時は98円台の値を付けました。
約-2300pip、69万円のマイナスです。
Rさんはそのポジションを6年と6ヶ月握り続け、123円で利確しました。
6年と6ヶ月でプラス6万円。プラススワップなので実際はもう少し利益は多いと思います。
あの一気に下がった時に損切りしてたら「FXなんて無理ゲー」とか言って
FXをやめていたかも知れませんね。
又、6年間持ち続けるのはプラススワップだから出来た事で
マイナススワップなら持ち続けるのは無理だったと思います。
Rさんは実際に負け知らず
Rさんと話をすると、良く言われるのが
「私はFX投資で負けた事が無いから」です。
実際に負けた事が無いので反論はしません。
これを聞いて「そんな事いってそのうち負けるよ」とか
「運が良いだけ」だとか思う方がいるかも知れませんが
私もこの方法がFXで最も負けない方法だと思っています。
超大金持ちの投資家が行っている投資方法をスケールダウンして
行っているからです。
かと言って誰もが同じ条件でFXトレードしている訳ではありません
次に損切りを考えないといけない条件をお話したいと思います。
損切りした方が良い場合
少ない資金でレバレッジを効かせて大きな取引が出来るのがFXの醍醐味です。
しかし、それも多くの人が勝てない理由です。
自己投資資金を守りながらのトレード。
大きな価格変動が有った場合にレバレッジを効かせて大きな取引をしていると
強制ロスカットの恐怖が待っています。
損切りは強制ロスカットを避ける手段の一つです。
投資資金が無くなっては元も子も無いですからね。
それならエントリーしたポジションが逆に動き出した時
損切りした方が良い場合はある程度決まってきます。
①エントリー枚数に対し資金が少ない場合。
②マイナススワップのポジション。
③資金を寝かせる事が出来ない人。
④FX投資だけで生活している人。
⑤自分で考えた損切りポイントを超えた場合。
⑥大きなレンジ帯をぬけた場合。← これは、握ると大きな損失になる可能性大。
これは、皆さんの状況によって変わる事で、皆が同じ条件ではない部分です。
FX投資って教本が有ったりして同じようにすれば勝てると
思っている人も少なくないですが、個人個人の条件によって
損切りもエントリー場所もエントリー枚数も変わります。
FX投資は、みんなが同じ条件で投資出来る投資では無く
資金が有る人が絶対的に有利な投資だという事を覚えておいて下さい。
その中で勝ち残るスキルをつけていく事が大切だと思います。
